新作サスペンス映画「透明人間」見えるのは、殺意!(公開延期中)
透明人間(2020)
(原題:The Invisible Man)
引用元:https://www.imdb.com/title/tt1051906/mediaviewer/rm1775417345
「見えない、でもヤッつけてやる!」
新作映画をぶった斬るシリーズ第1回目は、この映画です。
米国では今年の2月28日に公開されました。
週末の北米映画興行収入ランキングでは、初登場ブッチギリの一位です。
日本では5月公開予定。
原作はHGウェルズ。
なのでずいぶんと使い古されたアイデアではありますが、今回はどうでしょう。
はるか昔だと、ポール・バーホーベン監督の「インビジブル」
もっと前だと、チョビー・チョイス主演の「透明人間の告白」なんてのもありました。
わたしの採点表 ★★★★☆
わたしの採点表も5点中4点と高評価です。
ベテランの製作会社ブラハム・ハウスと、「ソウ」シリーズのリー・ワネル監督がタッグを組んでます。
面白くないはずがないでわないか。
簡単なあらすじ
(ネタばれ防止のため冒頭部のみ、意図的に細部はボカシてあります)
(荒れ狂う高波に殴られるようにタイトルロゴが出てくる。これ面白い。必見です)
深夜。
断崖絶壁に建つ一軒の高級住宅。
ベットで安らかに眠る女性。
時刻は深夜の3時42分。
すると女性が目覚める。
彼女は、そっとベッドから抜け出る。
ベッドの横には飲みかけのコップ。
忍び足でクロークから荷物を引き出し、静かに寝室を後にする。
そして大慌てで服を着替える。
防犯設備万全な屋敷から、まるで逃げるように外へ。
急斜面を走って降りる。走る。走る。走る。
なりふり構わず、ときどき後ろを振り返りながら。
まるで誰かから逃げているよう。
やっと幹線道路に出た。
なにかを待っている様子。
そこへ遠くから一台の車が走って来る。
、、、おわり。
、、、えっ、それだけ?
この先どうなる????
あとはGWまで待って、映画館へ足を運んでご覧ください。
とにかくサスペンス、緊張感はキリキリ腹痛まちがいなしの大秀作です。
主演女優と監督
この映画の主演はエリザベス・モス。TVドラマで活躍。
なんとトム・クルーズと婚約中だとか。(ケイティ・ホームズと離婚してたのか、、)
引用元:https://www.imdb.com/title/tt1051906/mediaviewer/rm35948033
導入部こそサスペンシブルですが、その後は普通の物語りのようです。
莫大な遺産と、やがて始まる奇妙な現象。
忍び寄る得体の知れない不安な気配。
その見せ方がユニークです。
特にカメラワークが演技しています。
もちろん後半は怒涛のごとき、、、、です。
バーホーベンの「インビジブル」では、被験者が透明人間になる薬を自ら注射して欲望の限りを尽くす話でした。(これはこれでバーホーベンらしい作り方)
今回は二番煎じにならぬよう別の角度からになってます。
正統派ホラー
ある出来事によって、主人公の精神的な恐怖は解消され平和がもどってきた。
かに見えましたが、それは一時的なものでした。
しかも、それを知る(わかる)のは彼女だけ。
だれにも信じてもらえない。(だって見えないんだもの)
これは妄想、幻覚?
その恐怖。
やがて惨劇が少しづつ幕を開けてゆく。(スプラッター映画ではないです)
上映時間120分タップリと楽しめる作品になっています。
時間と入場料金は、ぜったいに損させません。
必見映画です。
おすすめの個人的理由
個人的には、主人公のエリザベス・モスの顔は、好みじゃなかったんですが、、、。
この映画の設定はクリスマス前で、警官宅にはモミの木が置いてありました。
というわけで、久しぶりに正統派サスペンス映画を堪能です。
最後まで読んでくれてありがとう。