肉食系敗者は、負け犬の遠吠えだけ

往生際が悪いと損をする
負けたときは負けたと納得すれば良い。
負けたと思いたくない気持ちは、それはよくわかる。
わかるけれど、やっぱり負けは負けなのだ。
負けた以外に捉えようがない。
格好のいい負け方とか、納得の行く負け方とか、死力を尽くした負け方とか、そりゃ言い方はいろいろあるだろうけれど、とどのつまり、負けたんだ。
だからいつまでもそのことを頭の片隅に置いていたんでは前には進めない。
それと、かっこいい負け方など存在しない。
無様で惨めでかっこ悪い負け方こそ、ほんとうの負けだ。
誰も手助けしに来ない。
大勢に見られている前で正々堂々と負けることそこ、負け犬の根性だ。
だって負けたのだから。
勝者には何もやるなとはヘミングウェイの言葉だが、しかし勝者にはありとあらゆる賛美や褒美、優越感、豊かな気持ちが与えられる。
これが勝者の理論だ。
敗者にはない。
不平等だとかなんとかいうが、勝負とはそういうものなんだ。
不平等なものだから仕方ない。
その不平等な勝負にお互いが挑んだ結果なんだから。
両方が勝つなんてことはありえないのだ。
そんなこと百も承知のはずだ。
共に戦えて嬉しい、今後は勝者を讃えよう、共に向上しよう。
なんてのはウワベだけの言葉に過ぎない。
敗者には深い落胆と惨めな敗北精神がいつまでも残る。
勝負は本人たちにとっての勝負なのだから、他の者は意見するべきではない。
そのルールを守らないのはよくない。