読ませる本はどこへ行ったか?

読みたい本がない。
市内にある本屋さんを二軒まわって、それこそ隅まで散策してビジネス本から文庫、雑誌類まで見たけれど、読みたい本がない。
明日は図書館まで行こう。次の本探しだ。実はまだ途中なんだけど怒涛のごとく終章まで進みそう。
しかし本の売れゆきは低迷してるのか。
いやそんなことはない。
このコロナ禍で外出控えてお家で読書派は増えているそうだ。
お店には数万冊も本があるけど読みたい本は一冊もない。
趣向が極端に偏っているわたしの本癖にもよるだろうけれど、やっぱりない。
読み込めばスピードもついてぐんぐんテンポよく進むのだろうけど、食指が動かん。食わず嫌いかも、、、。
まずはじめに、あらすじが良くない。
それ以前に読者を釣る文面が書けていない。(なんだか偉そうなこと吐くよ~)
裏表紙のあらすじ、翻訳者のあとがきをサラッと読んだだけで、どれでも読む気が起こらないのはどういうことか。
これは出版社側の宣伝文章が酷い以外に理由がない。
面白い本なのに損してる。
欧米のベストセラーには意味がある。日本とは環境、文化、バックボーンが違うとかはいいわけだ。読者を惹きつけるサムシングがない。
一昔前なら、SFに言われる「センス・オブ・ワンダー」が見えない。
それとも使い古されて新鮮味がない。
旬の話題で、しかも惹きつけられるシチュエーション。
骨太の内容。それでいてページ・ターナーな文章。
読者は(わたしは)そんな作品、作家を探している。